ウィスキーログ

ウィスキーのいろいろ

ウィスキーの製造工程

熟成(マチュレーション)

ウィスキーは蒸留後、樽に詰めて長期の熟成期間に入る。 蒸留後のニューポットに加水してアルコール度数を63%程度に調整し、樽に詰める。 熟成の過程で樽の成分がウィスキーへ溶け込む。主な成分にはセルロースやグリニン、ポリフェノールなどがある。

蒸留(ディスティレーション)

発酵液(モロミ)を蒸留してアルコールの度数を高めると共に、雑味を取り除く工程。蒸留された状態のウィスキーはニュースピリッツと呼ばれる。 1. 蒸留 水とアルコールの沸点の違いを利用し、アルコールのみが気化する温度で加熱し、気化して上昇したアルコ…

発酵(ファーメンテーション)

麦汁に酵母を加え、アルコールと炭酸ガスをを生成し発酵液(モロミ)を作る工程を発酵という。 モロミはアルコール度数7〜9%ほどの液体で、アルコール以外にもウィスキーの香味や味わいの元となる様々な成分が含まれている。 英語ではモロミのことをウォ…

糖化(マッシング)

麦芽から麦汁(ワート)を作る工程を糖化(マッシング)という。 1.麦芽の粉砕 モルトミルと呼ばれるローラーが付いた装置で麦芽を粉砕する。粉砕された麦芽をグリストと呼ぶ。 グリスとは麦芽を挽いた後の粒の大きさによって3種類に選別される。その比率は2:…

製麦(モルティング)

ウィスキーを造るための最初の工程、を製麦(モルティング)という。 収穫 ウィスキー用の大麦には春大麦を8月下旬頃に収穫する。自然乾燥後、1−2ヶ月間保管して発芽の準備期間を設ける。この期間を休眠期間「ドーマンシー」という。その後の吸水や発芽の…