ウィスキーログ

ウィスキーのいろいろ

【用語】ピート

【用語】ピート

麦芽を乾燥させる際に使用する燃料。独特の香りがあり、燻製のようにウィスキーの原酒に香りを付ける。蒸留所ごとに利用するピートの種類や量が異なることでそれぞれのウィスキーの個性が生まれている。

ピートは4−5月頃にピートボグと呼ばれる湿原から切りだされ、3ヶ月から4ヶ月ほど天日干ししてブロックのような固形物にしたものが流通する。

ヒースと呼ばれる低木や草などの樹木、海藻などが長い年月をかけて堆積してできた泥炭がピートとなる。15センチ堆積するのに1000年かかるらしい。

昔から家庭の燃料としてスコットランドでは利用されていた。

日本では「草炭(そうたん)」とも呼ばれ、北海道の一部で採取される。