【飲み方】オンザロック

大きめの氷を入れたグラスにウィスキーを注ぐ飲み方。

氷をロック(= 岩)に見立て、この呼名が付いたのだと思われるが定かではない。

最初はストレートとほとんど変わらないが、氷が徐々に溶けていくことでウィスキーの中に眠る様々な香りや味わいが開放されていくのが特徴。同じ１杯でウィスキーの様々な表情を垣間見ることができるとかできないとか。飲み方は各種あるが、味わうのが一番むずかしいのはオンザロックではないだろうか。

バーでオンザロックを頼むと、ランプ・オブ・アイスと呼ばれるこぶし大の大きい氷をロックグラスに入れてくれて、そこへウィスキーを注いでくれることがある。この氷は見た目が美しいだけではなく、溶けにくいことからオンザロックを飲むには最適な氷といえる。バーテンダーさんが仕込みの時間に大きな氷塊からアイスピックで切り出した賜物である。出てきた時は感謝して味わおう。

ただ、長時間放置すると水割を通り越して、水っぽすぎて美味しくない飲み物になってしまうので、飲む側のテンポが重要となる。おそらく宴会等には向かない飲み方である。バーや家で少人数でお酒を楽しむときに適している気がする。

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まるまる氷 大