ウィスキーログ

ウィスキーのいろいろ

用語

【用語】ニューポット

【用語】ニューポット 樽で熟成する前、蒸留直後のウィスキーを指す言葉。ニュースピリッツと呼ばれることもある。 樽で熟成する手法が採用される前は、このニューポットの状態がウィスキーという商品として市場に売り出されていた。 飲んだことあるけど、と…

【用語】ゲール語

【用語】ゲール語 古代アイルランドで用いられていた言葉。スコッチ、特にシングルモルトの名称にゲール語が使用されることが多い。 ウィスキーの名称に用いる場合、複数のゲール語を掛けあわせて造語として命名することもある。 しかし、日本人からするとカ…

【用語】エンジェルシェアー

【用語】エンジェルシェアー 直訳するとAngel share > 「天使の分け前」「天使の取り分」。樽に詰めたウィスキーが、熟成している間に徐々に揮発していって減った分のウィスキーのことを指す。 樽は熟成の間、寒暖による気温差から膨張と収縮を繰り返し、そ…

【用語】キルン

【用語】キルン フロアモルティングをするための設備が備わった建物。麦芽乾燥棟。19世紀の建築家 チャールズ・ドイグが東洋の趣向を取り入れて設計したのが始まりとされている。 日本の白州蒸留所にあるサントリーウィスキー博物館はキルンの形を模した構…

【用語】キーモルト

【用語】キーモルト ブレンデッドウィスキーの味の中核をなすモルト原酒のこと。リードモルトと呼ぶこともある。 各ブレンデッドごとにキーモルトの配合や比率が異なる。 ブレンデッドのメーカーとしてはキーモルトの安定確保が課題であり 蒸留所を買収し、…

【用語】ボトラーズ

【用語】ボトラーズ 蒸留所やオーナー企業から樽を買い付け、独自に熟成と瓶詰めを行い販売する業者のこと。そのウィスキーはボトラーズ物と呼ばれている。 ウィスキー以外の他のスピリッツの販売なども事業として手がけていることが多い。 加水をせずに、そ…

【用語】アンドリュー・アッシャー

【用語】アンドリュー・アッシャー 1850年頃にブレンデッドウィスキーの原点となる製法を考案し広めた商人。複数のグレンリベットを混ぜあわせ、質を一定に保った状態で販売したのが始まりとされている。 後にスコットランドで最初のコンサートホールである…

【用語】グレーンウィスキー

【用語】グレーンウィスキー グレーン(grain) = 穀物 を原料とするウィスキー。シングルモルトと違って、大麦の麦芽以外の穀物(大麦、小麦やとうもろこしなど)から造られる。蒸留は連続式蒸留機を利用し、安定した質を保ちつつ大量の生産が可能。 度数が高…

【用語】ピート

【用語】ピート 麦芽を乾燥させる際に使用する燃料。独特の香りがあり、燻製のようにウィスキーの原酒に香りを付ける。蒸留所ごとに利用するピートの種類や量が異なることでそれぞれのウィスキーの個性が生まれている。 ピートは4−5月頃にピートボグと呼ば…

【用語】フロアモルティング

【用語】フロアモルティング 大麦を床に広げ、発芽させること。発芽が均一に進行するように適宜人の手により撹拌させる。モルティングの期間は6日ー7日ほどで芽が麦粒の8分の5ほどの長さになった時点で発芽を止める。 現在でもフロアモルティングを取り…

【用語】ディスティラリーキャット

【用語】ディスティラリーキャット(Distillery cat) 別名はWhisky cat。蒸留所の穀物を食べようとするネズミや鳥などの他の小動物を捕まえる。蒸留所では昔から猫を飼う習慣があった。日本の養蚕産業でも同様に猫を飼う習慣があった模様。 グレンタレット蒸…

【用語】シングルカスク

【用語】シングルカスク ひとつの樽で熟成されたウィスキーのみを瓶詰めしたもの。樽の個性がそのまま味わえることになるのが特徴。アルコール度数はブレンドしたものと比べると比較的高め。

【用語】ウォッシュバック

【用語】ウォッシュバック ウィスキー用の麦汁を発行させるための設備。発酵槽。木製やステンレス製など、蒸留所ごとに材質が異なる。木製のウォッシュバックは発酵中に木の成分がウィスキーの香味に影響を与える。日本の秩父蒸留所ではミズナラのウォッシュ…